これぞTRICK?ポスターだけ…“3D”
仲間由紀恵(30)主演で、テレビ朝日の人気ドラマを映画化した「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」(5月8日公開)の巨大3D広告が製作された。26日、東京・有楽町マリオンに登場する。
配給の東宝によると、製作費は掲出費用も含めて約1000万円で「これだけ大きな3Dポスターは日本初」という。
青と赤のレンズの専用眼鏡をかけると、美人マジシャン・山田奈緒子役の仲間と、天才物理学者・上田次郎役の阿部寛(45)の右手が目前まで迫ってくる仕様。縦10メートル、横7メートル。6~8階の一部壁面を覆う予定。
24日は、お披露目イベントが都内で行われた。仲間も「アバターに近づいたんじゃないですか。ついにトリックも3Dですか」と、3D映像で史上最高の興業収入を記録した米映画を引き合いに出し、驚きの表情。「でも映画は3Dではありません。ポスターだけですから」と強調した。
当初は街頭ビジョンでの映像広告を企画したが、軌道修正。スタッフが「コテコテギャグが売りのトリックらしい、レトロな眼鏡でも見られるものを」とこだわった。阿部は「3Dにする意味が分からない」と苦笑いしながらも、“悪ノリ”を楽しんでいた。
約1カ月、掲出。東宝は1万個の専用メガネを用意し、向かいのニュートーキョービル前で26日午前11時から配布。GWの名所化を狙っている。
シリーズ映画として第3弾。山田と上田は全国から集まった霊能力者同士の戦いに巻き込まれていく。妖術使いで松平健、不死身人間で藤木直人、瞬間移動少女で夏帆がゲスト出演する。
◆3D映画 50年代からコンスタントに製作されてきたが、アトラクション的意味合いが強かった。基本的には2台のカメラで撮影して合成する。従来通り撮影後にコンピューター処理で3D化することも可能。専用メガネは、初期こそ青と赤のレンズを通して見る「アナグリフ式」だったが、最近は偏光板を使用する「偏光フィルター方式」が主流。「TRICK」の広告はアナグリフ式。
(sponichi annexより抜粋)
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