交通安全ポスターデザイン:大谷尚子・服部成行さんに毎日新聞社賞
交通事故ゼロを訴える2010年使用の「交通安全ポスターデザイン」(全日本交通安全協会・毎日新聞社主催、内閣府・警察庁など後援)の入賞作が12日発表され、県内からは名古屋市北区の広告制作会社に勤める大谷尚子(おおやしょうこ)さん(23)と服部成行(しげゆき)さん(58)のコンビが一般部門B(歩行者・自転車利用者向け)で毎日新聞社賞を受賞した。喜びの声を聞いた。
内閣総理大臣賞など過去数度の受賞経験がある服部さんが「若い世代に経験を継承したい」と大谷さんと初めてコンビを組んだ。大谷さんは昨年の佳作から躍進した。
作品は「夜の横断歩道を歩く少女の安全を、反射材が守る」というイメージを軟らかなタッチで表現した。服部さんが「子どもやお年寄りら交通弱者が少しでも安心できるように」との思いでデザインを考案。大谷さんがイラスト化した。大谷さんは「暗いイメージにならないよう、温かみを出したかった」と女の子を包むハートの形の輪郭をぼかし、夜空に星を描き入れる工夫をして、さわやかに仕上げた。
服部さんは「大谷さんの持つ優しさやポリシーがポスターに表現できた結果」と受賞を分析。専門学校でデザインを学んだ大谷さんは「先輩の服部さんにイラストを依頼されてうれしかった。自信になった。ずっとイラストを続けたい」と意欲的だ。
(毎日jpより抜粋)
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