グラフィティアートの枠を越えて文字自体の美しさ追求、ベン・アインの日本初個展
ストリートで積極的に活動してきたアーティスト、ベン・アインの日本初個展『LOVE AND HATE』が、東京・銀座のメグミオギタギャラリーで8月19日から開催される。
1970年生まれのベン・アインは、パンクシーやアンソニー・ミカレフといった作家のスクリーンプリントを手がける一方で、2008年より独自の表 現を求めてソロアーティストとしての活動を開始。路上制作を中心に生み出される巨大でカラフルな文字群は、街の新しいランドスケープとして評判を集めた。 また今年は、ロサンゼルス現代美術館の『ART IN THE STREETS』にも出展したほか、アニヤ・ハインドマーチとコラボレーションを行い、ウィンドウやバッグデザインに作品が起用された。
『LOVE AND HATE』では、文字にこだわった制作を続けてきたアインの集大成として、A to Zのサーカスフォントの作品を中心に展示。ラメを織り交ぜ重ねた下地で奥行きを出したうえに、クラシカルであると同時に未来的なサーカスフォントの文字を 並べていく。意味を持つ前の字体そのものの美しさを抽象化し、表現へと昇華させるスタイルは、アプローチこそ異なるが、書道と共通する世界観を感じさせる だろう。
(CINRA.NETより引用)
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