補助輪無しになる日
夏の暑い午後も息子と公園に向かい、
日が暮れるまで自転車を後ろから押し、
諦めそうになる息子をあの手この手で励まし、
補助無しで自転車に乗れることがどれだけカッコ良いことかを説き、
必要ならご褒美まで用意して…
私が手を離した自転車に乗った小さな背中がふらふらと進んでいく。
3メートル、5メートル…
芝生に倒れこんだ息子の笑顔に、こみ上げるものをこらえながら駆け寄り、
抱きしめて、ひとしきり小躍り。
帰り道にはソフトクリームを買ってやって、
明日はもっと上手く乗れる…と二人で盛り上がりながら
一緒に風呂に入って汗を流す。。。。。
そんな父子の思い出を作るつもりでした。。。。。
まさか妻と特訓して乗れるようになっているとは…